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就労継続支援A型のデメリットは主に3つ
就労継続支援A型のデメリットは主に以下の3つです。
就労継続支援A型を利用するか、しないかの判断材料の1つとしてもらえれば幸いです。
一般就労に向けて訓練する場所ではない
就労継続支援A型事業所は事業所と利用者とが「雇用契約」を結んで仕事をする場所です。
つまり、一般就労に向けて訓練を行う場所ではありません。
あくまで事業所の職員のサポートを受けながら利用者が仕事を行う場所が就労継続支援A型事業所となります。
ですから、一般就労に向けての訓練を受けるつもりで利用を開始してしまうと「思っていたのと違う」といったことになりかねないので注意しましょう。
ただ見方によっては、一般就労に近い形で就労ができるので一般就労への準備と捉えることができ、必ずしも一般就労に向けた訓練が受けられないことがデメリットというわけではありません。
ちなみに、一般就労に向けた訓練を受けたい場合は就労移行支援を利用するのが適切ですし、就労継続支援A型や就労移行支援の利用が難しい場合は就労継続支援B型を検討するのがいいでしょう。
ある程度のスキルが求められる場合も
先ほども述べましたが、就労継続支援A型事業所は一般就労に近い形で仕事をする場所です。
ですから、事業所ごとに取り組んでいる業務に合った最低限のスキルが求められる場合があります。
例えば、私どもメジャーサポートサービス那覇本社ではパソコンの起動と終了、マウスやキーボードの使い方、コピー&ペースト(コピペ)といったパソコンの基本操作からデスクトップ画面の使い方、ファイルやフォルダの作成といったスキルを身につけていると仕事がスムーズに進みます。
とはいっても、事業所が求める最低限のスキルが都合よく身についているとは限りませんよね?
そんな場合は利用を希望する事業所に連絡を取ってみてください。
事業所によっては問題なく仕事ができるように研修期間を設けていたり、必要なスキルを身につけられるようにカリキュラムを組んでいたりするところもありますので、利用を希望する事業所に連絡を取ってそういったものがあるか確認をしてみるといいでしょう。
もちろん、当社でも仕事に必要な最低限のスキルが身につけられるように研修期間を設けていますので、具体的に話を聞いてみたい場合はお気軽にお問合せください。
一般就労する気持ちが低下する可能性がある
もし、あなたが一般就労する前の準備として就労継続支援A型事業所の利用を考えているなら一般就労する気持ちが下がらないように気をつける必要があるかもしれません。
なぜなら、就労継続支援A型事業所は最低賃金で働けるので収入が安定し、さらに職員のサポートを受けながら自身のペースで仕事に取り組めるので事業所との相性が良いと非常に居心地のいい環境になるからです。
サポートを受けながら自身のペースで仕事をしたい人にとってはメリットといえますが、一般就労を目指す人にとってはその意欲を低下させてしまうデメリットとなってしまうかもしれません。
そうならないためには「一般就労をする」といった目的を職員などと一緒に定期的に確認するといったような対策を取る必要があるでしょう。
就労継続支援A型に期間の決まりはあるの?
就労継続支援A型の主なデメリットについて知ることができたら、次に気になるのは『利用にあたって期間や制限はあるのか』といった点ではないでしょうか?
ここでは、その点について簡単にですがお話させていただきます。
利用期間は決まっていません
就労継続支援A型の利用にあたって期間の制限はありません。
ですから、サポートを受けながら安定した形で仕事をしたい人にとっては期間を気にしなくていいので安心してサービスを利用できるでしょう。
年齢制限はあります
利用期間に制限はありませんが、年齢制限はあります。
基本的に利用できるのは18歳以上65歳未満の人です。
ですが、条件を満たせば65歳以上の人でも利用可能となります。
つまり、就労継続支援A型事業所は年齢制限の範囲内で期間の制限なく利用ができるということです。
利用にあたってはこの点も考慮に入れるといいかと思われます。
就労継続支援A型が合わないときは
就労継続支援A型を利用する前に知っておきたいデメリットについて話してきましたが、利用を開始してから「なんか合わないな」と感じることは十分にありえます。
そう感じたらどうしたらいいか?
答えはとてもシンプルです。
自分に合いそうな他の事業所を探しましょう。
利用する事業所を決めたらずっとその事業所を利用し続けないといけないといったルールはありません。
ある程度の期間仕事をしてみて合わないと感じたのなら他の事業所を検討してみるのも一つの手です。
また、事業所の仕事内容が単調で退屈に感じるというのであれば就労移行などを活用したうえでの一般就労を目指す必要があるかもしれません。
逆に事業所の仕事量が多くて難しく感じるのなら就労継続支援B型を検討してみるといいでしょう。
このように就労継続支援A型が合わないと感じたときは、利用する事業所や福祉サービスを見直す必要があるといえます。
さいごに
就労継続支援A型事業所は年齢制限の範囲内で期間の制限なく職員のサポートを受けながら自身のペースで仕事をする場所です。
この点を理解したうえで利用を希望するなら、まずは事業所へ問い合わせや見学をすることをおすすめします。
実際に見たり聞いたりした方が事業所を利用するイメージがわきやすいと思われるからです。
私どもメジャーサポートサービスでは体験や見学、問い合わせなどを随時受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。