うつと認知行動療法


一昔前、うつは「心のかぜ」と言われていました。

しかし、いったんうつを発症すると、

なかなか治るものではないということが分かってきています。

 

うつを発症するのにはいくつか要因があるようです。

過労であったり、イジメであったり、産後に起こることもあります。

 

いいことでも、悪いことでも、

「大きな変化」を前にするとうつ状態が悪化するとも言われています。

 

うつの治療には、投薬によるものもありますが、

注目されている治療法のひとつに「認知行動療法」というものがあります。

 

認知行動療法とは、

つらくなったときに少し立ち止まり、

そのときに頭に浮かんでいる自動思考を

現実にそった柔軟なバランスのよい新しい考えに変えていくことで、

その時々に感じるストレスを和らげる方法です。

 

沖縄でも認知行動療法は盛んにおこなわれており、

グループワークも実施されています。

 

具体的にいうと、

10名1グループで、

週に起こった出来事を10段階中5だったり、

4だったりというふうに「気分グラフ」にして発表をします。

 

発表を聞いた残りのメンバーが、

いい方向にとらえなおし、

感想を伝えあっていきます。

 

たとえば、

「今週ぼくは死にたいという思いで1週間過ごしました」という発表に対し、

「死にたいと思えるほど、

真剣に悩めるってすてきですね」というふうに捉えなおして伝えるわけです。

 

認知行動療法は、

薬による治療を否定はしません。

しかし、薬だけではなく、

自分自身のものごとの捉え方を柔軟にし、

思考をしなやかにすることで、

うつの状態はかなり軽くなるのではないでしょうか。

ご興味のある方は、認知行動療法を学んでみてください。